東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科 国際英語専攻

国際英語専攻特別留学に参加して

国際英語学科国際英語専攻3年 藏ノ下理子

 

私は国際英語専攻2年次後期に行われたStudy Abroad Programで、カナダにあるトロント大学に留学しました。期間は2019年9月3日から12月21日までの約4か月間、語学強化プログラムです。目標は、特にスピーキング力の向上、積極的に行動すること、友達をたくさん作ること、この3つを最初に設定しました。

トロントでは、9月は30度まで気温が上がる日もありましたが、11月に入るとすぐに雪が降り始め、氷点下を下回る日もありました。しかし、東京とはまた違った雰囲気の都会で、私はトロントが大好きになりました。留学中の一番寒い日で、体感温度がマイナス22度という日がありました。経験したことのない寒さで留学中の忘れられない日の一つになりました。

留学でトラブルは起こるものだと思い念入りに準備をしていましたが、トロントに着いて早々起こりました。私は4か月間、ホームステイで滞在しました。トロントに入国してSAFの方のピックアップでホームステイ先まで車で移動しました。ステイ先の呼び鈴を鳴らしましたが、なかなかホストマザーは出てきません。やっとドアが開いたと思うと、私が来たことに驚いていました。話をすると、別の日に来ると思っていたため、本当なら外出していたとのこと。着いてすぐの緊張の中、まだ頭も英語にうまく切り替えられておらず、いつも以上にたどたどしい英語でしたが、今日から滞在したいことをその場で話し、家に入れてもらいました。ホストファミリーは68歳の優しいホストマザーが1人で、ルームメイトとして25歳のアメリカからの学生がいました。ごはんは曜日によって決まっており、朝は冷蔵庫にあるパンケーキなどを食べ、夜はホストマザーの料理を食べていました。ホストマザーはイタリア系の方で、とくにパスタとピザがおいしくて嬉しかったです。夜は一緒に映画を観て、過ごすこともありました。

授業は、9月の1か月間Effective Communicationという午前の授業を受けました。初日にテストが行われ、レベルごとに15人程度のクラスに分けられました。1週間に1度、あるテーマを基に個人で行うプレゼンテーションがあり、それは成績がつけられました。午後は自由時間でしたが、すぐには家に帰らずできるだけ誰かと英語で話すことを意識して学内のイベントにも参加し、積極的に動きました。特に9月前半はトロント国際映画祭が開催されており、運が良ければ憧れのハリウッドスターにも会えるとあり、毎日のように友人を誘って参加していました。現地の人とも交流することができ、とても充実した時間を過ごすことができました。

10月から帰国までの3か月間はAcademic Englishという午後の授業を受けました。テストで20人程度のクラスに分かれ、9月より1つ上のクラスに行くことができました。生徒の出入りがありましたが、私のクラスは中国人と日本人が多く、もっと英語で話したいと思い、授業開始の1時間前には学校に行きました。共有スペースにいる様々な国籍の学生たちに話しかけ、中国人の友人ともよく話すようにしていました。その結果「Rikoは友達が多いね!」と言われ、嬉しかったです。実際に、SNSのフォロワー数は留学中に100人以上増え、友人が増えていくことを数字でも実感しました。

10月以降は、旅行を楽しむ学生が増えました。私も、学校でできた友人らと連休を利用してケベック、モントリオールに行きました。特に紅葉が有名なケベックに行くことは私の夢の一つでもあったため、感動しました。

10月半ば、ホストマザーの事情により、滞在先を移動しました。学校からバスと電車で50分ほどの少し遠い家になってしまいました。新しい滞在先はフィリピン系の両親と6歳の男の子の3人家族、ルームメイトが4人です。

ここでもまた、忘れられないトラブルが発生しました。移動は授業前にSAFが手配した車で荷物を運びました。ホストファミリーと事前にメールで日程など連絡をしていましたが、ドアを何度ノックしても、電話をしても出てきてくれません。運転手は次の予約があるからと、今にも私を置いていきそうで荷物を下ろすように言ってきます。SAFの緊急連絡先に電話し、家に入れず雨にも濡れて困っていることを英語で説明しました。とても焦りましたが、意外と頭は冷静で、自分が困っていること、なぜ連絡ミスが起きているのか説明を求め、時間がかかりましたが家に入ることができました。SAF以外にホームステイの会社など、いくつかの会社が通されているため、情報の伝達ミスがあったようです。その時はとても不安で困りましたが、冷静に英語で話をし、自分の要望や連絡ミスなど相手の問題点を英語で伝えることができました。この時に、「1か月半で話す力が上がっている、電話で交渉する力がある」と自信がつきました。授業でも街中でインタビューをする機会が増え、様々な場面での練習ができました。気持ちの面でも、海外だからと委縮せず、挑戦することの楽しさや物事を冷静に判断する力など自信をつけることができたと思います。

4か月間の留学は本当にあっという間で、たくさんの夢が叶いました。先生、友人との毎日の会話やトロント市内の探索、旅行やライブ、スポーツ観戦にも行き、とても充実した時間でした。授業スケジュールを終えた後、友人とニューヨークに行ってから日本に帰国しました。留学を締めくくる最後の日に、私が大好きな韓国出身の俳優と空港で遭遇するという奇跡も起こり、最後の最後まで留学を楽しむことができました。

そして、私が最初に建てた3つの目標はしっかりと達成できました。SNSでこれからも海外にいる友人と連絡を取り続け、また会う日までさらに成長していたいです。学校は確かに日本人も多く、日本の他大学から留学制度を使って来ている学生がいました。しかし、個人的に来ている中国人、韓国人、フランス人、メキシコ人なども多くいました。どれだけ交友関係を広げ英語で話す機会を作るのか、すべて自分次第で留学は変わると思います。新しい発見や出会いを大切にし、楽しむことで乗り越えられると思います。私は帰国後の次のステップの一つとして、3年次から他学科の経済や心理に関わる授業を多く履修しています。留学を通して得たたくさんの学びと刺激をこれからのバネにして頑張っていきたいです。

この記事が少しでも、これから留学に行く人や興味のある人の参考になれば嬉しいです。読んでいただきありがとうございました。

 

①     絶景スポットScarborough Bluffsで

 

 ②     クラスの先生と

 

  ③     卒業セレモニーで