東京女子大学 人文学科 英語文学文化専攻

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読書リレー
第3回 Jane Austen, Pride and Prejudice『高慢と偏見』

 第3回目はイギリス人女性作家Jane Austen著のPride and Prejudice(邦題:『高慢と偏見』)の紹介です。

 この作品はThe Great Gatsbyのように2回も映画化されている超!有名な作品です。1回目は1940年に映画化され、2回目は2005年に映画化されています。私はストリーにハマってしまい、原作を何回も読んだ上、新しい方の映画も繰り返し観てしまいました……笑

 舞台は片田舎のロングボーン。それまでのんびり暮らしていたベネット家ですが、近くに資産家のビングリー氏が越してくると知るやいなや、母親を筆頭に大騒ぎ。すぐに舞踏会を開きます。(当時舞踏会は重要な社交場でした。)そこで次女エリザベス・ベネットは、ビングリー氏の友人でお金持ちのダーシー氏に出会うことになるのです。姉のジェーンがビングリ―氏と親睦を深める一方、勝気な性格に鋭い観察眼を持ち合わせるエリザベスにとって、ダーシー氏の“第一印象”は最悪でした。しかし青年士官のウィカムと出会い、ダーシー氏の過去を知るたび、徐々に彼の印象は変化してゆき…

 といった内容です。私は授業を通してこの作品に出会いました。何度も何度も繰り返し読むたび、Jane Austenならではの繊細な心理描写の仕掛けに気づき、圧倒されます。さらにこれは恋愛小説なので、私はとてつもなくもどかしい気持ちで読み進めていきました。笑

 本当に読めば読むほど味が出てくる作品です。さらにこれを一通り読んだ後の映画鑑賞は格別です。(余談ですが、2005年版の映画にはおまけとして“アメリカ版ラストシーン”なるものがあるので、それぞれのカルチャーの違いによる映像表現の差も楽しむことができますよ!)

 原作を読むことをおすすめしますが、勿論日本語版でも楽しめますので、是非一度手にとってみてはいかがでしょうか。 (この原作を読んだ上でCharlotte Brontë著Jane Eyreを読むと、同じ英文学作品の中でも違いを発見できて面白いですよ!)

(Miki Nagasawa)

こちらのコーナーでは、HP編集部員オススメの洋書(翻訳も含めて)を紹介していきます☆
みなさんも英語文学の世界に浸ってみませんか^^?

→ 第2回 The Catcher in the Rye (『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)

→ 第1回 The Buried Giant (『忘れられた巨人』)

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