東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科 国際英語専攻

セブ島留学体験記

国際英語学科国際英語専攻3年 藏ノ下理子

 

 私は2018年8月19日から9月16日までの4週間、大学の夏休みを利用して短期語学留学に行きました。きっかけは同じ専攻の友人2人に誘われたことです。Bayside English Cebuという、日本人経営の語学学校に入学しました。残念なことに2019年に閉校してしまいましたが、同じような形態の語学学校は多いため、一つの参考になれば嬉しいです。授業は月曜から金曜にかけて1コマ50分で行われました。1日に、1対1で会話力を鍛える授業を4コマ、10名以下の語彙力を鍛えるグループクラスを2コマ受講しました。教科書どおりに進む受け身型の授業ではなく、自分が好きなことや共通の趣味、音楽などについてよく話し、現地の先生と仲良くなりました。卒業してもうすぐ2年が経ちますが、今でもSNSなどで連絡を取っています。

現地では、学校に併設されている寮に滞在し、一緒に参加した2名の友人らと共同生活を送りました。3人での会話も英語で話すことを意識したことで、限られた期間の中でも英語力を伸ばすことができたと思います。私は特にスピーキング力に自信をつけることができました。生活面においては、学校が海に近いこともあり、シャワーは少し海水が混ざっていることや、頻繁に停電してエアコンが止まってしまうなど、不便な部分もありました。

留学中の一番の思い出の一つは、3週目に体調を崩し、39度の高熱が出て嘔吐したことです。詳しい原因はわかりませんが、もう一人のルームメイトも同じ時期に体調を崩したため、前日に食べた貝料理による食中毒だと思います。持参していた少ない種類の薬を飲み、回復しましたが、気を抜いていたと反省しました。普段はあまり体調を崩すこともないため、薬を少ししか準備していませんでしたが、何事にも準備や対策は必要だと痛感しました。また、学校を出て歩いていると、野良犬が多く、小学校低学年くらいの子供たち5、6人に“Money please!” と言われながら追いかけられたこともありました。さらに、タクシーでショッピングモールに向かう途中スラム街を見かけ、運転手に尋ねると “This is the reality.” (これが現実だ)と返ってきました。私はその言葉が心に深く突き刺さり、今でも強く印象に残っています。

フィリピンは年間826万人(2019年)が訪れるなど観光地として人気が高いです。私もダイビングやセブ市内にも行き、たくさん観光も楽しみました。しかしその反面、現地の人々は貧富の差が大きいという現実があります。実際に現地の先生たちに話を聞くと、とくに女の人は、結婚を理由に大学を辞めることは珍しくなく、私が習っていた先生も2人は結婚を理由に退学したが、英語教師という仕事をする上では気にならないことだと話してくれました。4週間という限られた時間ですが、身近に教育や貧困について考える機会が多くありました。

私はこの留学に行く前、日本は海外に比べ刺激がなく、経済もあまり良い国だと考えていませんでした。しかし、日本は安心安全で、経済発展している国だと身に染みて感じました。世界中の人が貧困ではなくなり、安心して暮らせるようになってほしいです。そして、この留学を通して、自分の目で見て体験することが大切だと気づきました。限られた学生生活の時間を有効に使い、今自分ができることを学び、たくさんのことに挑戦し続けたい。そして、世界に貢献できる人になりたいと思いました。

私の記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。

 大好きな先生と卒業前に