東京女子大学 人文学科 英語文学文化専攻

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Twelfth Night『十二夜』観劇記

松岡和子さんが翻訳された『十二夜』を読んでから観劇しましたが、やはり劇は読むものではなく観るものだなと感じました。会場が一つになるような工夫や思わず笑い声が出てしまうような表現が多くあって、とても楽しかったです。もっと英語力があれば本場の英語を楽しむことが出来るのにな、とその部分だけが悔やまれます。

By Satoko Sato


毎年、東京女子大学ではITCLをお招きし、シェイクスピアの作品を題材とした公演を観劇します。『ベニスの商人』、『テンペスト』に続き、今年は『十二夜』でした。

みなさんは『十二夜』のストーリーをご存じでしょうか。あらすじを簡単にご紹介します。
難波した船に乗っていたヴァイオラは一緒の船に乗っていた双子の兄セバスチャンと死に別れたと思いこみ、流されたイリリアという地で男性の服を身にまとい男性として公爵オーシーノにお仕えします。オーシーノはオリヴィアという伯爵令嬢に想いを寄せていますが、そのオリヴィアは男の姿のヴァイオラ、セザーリオに恋をしてしまいます。そのヴァイオラはお仕えするオーシーノに惹かれます。この切ない恋の三角関係の行方がどうなるかがこの作品の見どころといえるでしょう。

シェイクスピアは歴史上でもっとも有名な劇作家といっても過言ではありません。その作品を本学の講堂で、しかも英語で観劇できることは英語文学や文化を勉強している私たちにとって、とっても嬉しいことです。映画を観ることや本を読むことも違う世界に連れていってくれる素晴らしいものですが、劇はそれに加え、音が身近に感じられ、まるでタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれると感じます。来年のシェイクスピア劇もどの作品になるか今からとても楽しみです。英語劇を観劇したことのない方は来年、本学で観劇してみてくださいね。

By Mayuko Nagacho


 William Shakespeare, Twelfth Night by ITCL

 

VIOLA: I'll do my best 
To woo your lady:
Aside
yet, a barful strife! 
Whoe'er I woo, myself would be his wife.

私は公爵の妻になりたいのに、彼には私がほんとうは女だってことがわからないのよね。

 

 

OLIVIA
'What is your parentage?'
'Above my fortunes, yet my state is well:
I am a gentleman.' I'll be sworn thou art;
Thy tongue, thy face, thy limbs, actions and spirit,
Do give thee five-fold blazon: not too fast:
soft, soft!
Unless the master were the man. How now!
Even so quickly may one catch the plague?
Methinks I feel this youth's perfections
With an invisible and subtle stealth
To creep in at mine eyes.

ええっ、公爵の代理でオリヴィアに求愛に行ったら、彼女が私に恋しちゃった! しかも、オリヴィアったら、すごく積極的、強引に結婚を迫ってくる! どうしよう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Thank you, ITCL !! We enjoyed your excellent performance very much. We are looking forward to seeig you again next year !

 

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