東京女子大学 人文学科 英語文学文化専攻

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 こちらでは、私の大学院での学びとフルブライト語学アシスタントプログラム(FLTA)に応募した、またノミネートされた経緯をお伝えします。
 大学院では、野村恵造教授のご指導のもと、English as a Lingua Franca (=「世界共通語としての英語」)という、英語を母語としない人々を含むコミュニティで話される英語を題材に研究しました。また、将来は英語教育へ携わりたいと考えており、教員採用試験のための勉強や法政中学校での学習支援のアルバイト、また学内でティーチングアシスタント(TA)業務などをしました。
 フルブライトの語学アシスタントプログラム(FLTA)は、私がTAをさせていただいていた国際英語専攻の安部由紀子先生に教えていただき知りました。このプログラムは、米国大学で日本語を教えながら、語学教授スキルや英語能力を高めること、またアメリカ文化や習慣についての知識を深めることを目的としたプログラムです。このプログラムの目的や、教職につく前に海外での経験を得られることに強く惹かれ応募を決めました。応募には、TOEFL/IELTSのスコアといくつかの英文エッセイ、日本語と英語の履歴書、また3通の英文推薦状などが必要でした。東女の大学院は1~数人での超少人数での授業であったり、学生と先生方との距離が非常に近いことから、エッセイの添削や英文推薦状を先生にお願いする機会を得ることは難しくなく、先生方はお忙しい中でもとても丁寧に親切に協力して下さりました。その他にも応募への迷いや悩みがある時も親身に助言下さりました。また、英文履歴書は日本の履歴書とは書式も内容も大きく異なるものですが、私がTAをさせていただいていた安部先生の授業で具体的な書き方についての知識を得ていたのでスムーズに準備することができました。さらに学部の頃、教職課程や日本語教員養成課程で学んだことも大いに活きたと思っています。以上のように必要な書類を8月末日までに準備し、書類選考とその後9月下旬の英語中心での面接を経て、10月下旬にノミネートの連絡をいただきました。
 この大学で修論や授業での学びはもちろん、先生方との距離の近さや先生方からの温かい支援があったからこそ、この渡米のチャンスを得ることができたと思います。今回の渡米は、これまでの大学での学びや研究を、実体験に基づく異文化理解や実践的な教授スキルに繋げる大きなチャンスだと認識しています。この機会を十分に活かせるよう頑張りたいです。    (森薫葉)

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