国際英語学科特別留学(スタディ・アブロード)報告
国際英語専攻3年 齋藤愛奈
留学先を決めるまで
私は2019年8月20日から4ヶ月間、ニュージーランドはダニーデンのオタゴ大学に留学しました。ニュージーランドに決めた理由はたくさんありますが、主な理由は色々な英語に触れたいと思ったからです。留学先としてたくさんの選択肢があり、初めはアクセントに馴染みのあるイギリスやカナダ、アメリカに興味がありました。けれど、私の両親も含め、留学に行ったことのある知り合いなどさまざまな人に相談したり、大学で1年半授業を受けたりしているうちに、今まで触れて来なかった英語に触れてみたいと考えるようになり、ニュージーランドに決めました。また、ニュージーランドが自然豊かな国であることも、魅力の一つでした。
留学先が決まり、航空券やビザなどの準備が始まりました。私はこれらの準備は自分で行いました。ビザの取得は結構大変でしたが、いい経験になったと思います。この留学ではここに書き切れないほどたくさんの経験をしました。そこから私が伝えたいこと、印象的だったことを選んで述べていきたいと思います。
留学へ
私は8月に入ってから不安やドキドキでいっぱいでした。楽しみというよりも不安の方が大きかったと思います。ダニーデンに着くと、語学学校の先生方が空港で出迎えてくれました。空港から語学学校に行き、そこで自分のホストファミリーと会うことになっていました。空港から学校までは30分ほどかかったのですが、その車の中からたくさんの羊、自然、綺麗な青い空を見てすごく感動したのを覚えています。学校に着いてホストファミリーに会い、不安そうにしている私を素敵な笑顔で迎えてくれてすごく気持ちが和らぎました。けれど、私には馴染みのない英語の話し方で、何を言っているのか理解できませんでした。ホストファミリーが何を言っているのかわからないし、自分がその内容の何がわからないのかもわからないので何も聞けず、明日の朝どうしたらいいのかもわからず…。これからの留学生活どうなってしまうのだろうとすごく不安でした。このように始まった私の留学生活ですがたくさんの人に助けられて乗り越えることができました。
学生生活
授業は、午前中はGeneral Englishのクラス、午後はTOEICのクラスを受けていました。平日毎日9時から午後4時まで授業がありました。General Englishのクラスは半分ほどが日本人でその他はタイ人やイラン人、中国人などの学生でした。ここでは教科書に則って4技能を養っていきます。BBCのニュースを聞いたり、ディスカションしたりしました。たくさんペア活動やグループ活動があったので、色々な学生とコミュニケーションを取る機会が多かったです。また、ブログを書くという宿題があり、そこでは映画を紹介したり、町を紹介したりしました。あまり話したことない学生からのコメントがとても嬉しかったです。
私の滞在期間中、テストがあり、クラス分けがありました。そして後半はAdvanceのクラスになり内容のレベルが上がっただけでなくクラスメートの学生の英語力も高く、宿題も増えて大変でしたが、友達と協力してなんとか乗り越えました。TOEICのクラスでは問題を使って演習したり、実際の広告などを使ったりしてスコアを伸ばすための授業を受けていました。学校ではこのような授業の他に月一回程度で開催される行事もあります。私はその中でもFood Festivalがとても印象に残っています。ここでは自分の国の食べ物を振る舞ったり、他の国の食べ物をいただいたりします。私たちの班は豚汁を作りました。食材が売っていなかったり高かったりと大変なこともありましたが、喜んでくれる人もたくさんいました。そのほかにも、クッキー作りやクリスマスなどの行事がありました。
授業外の生活
私のホームステイ先の晩ご飯の時間が夕方5時でとても早かったので、帰ったらすぐにご飯を食べていました。たまにカレーを作ってくれたり、お寿司も作ってくれたりしました。他の食べ物はサーモンやポテト、ブロッコリー、ステーキなどで食に困ることはありませんでした。暖かいとBBQも行いました。ホストマザーが私の口に合うか気にしてくれていたということもあって、いつもおいしいご飯をいただいていました。朝ごはんはパンかシリアルなど自分で選んで食べていました。夕飯の後はラウンジに行ってみんなでテレビを見たりデザートを食べたりしました。宿題・課題を手伝ってもらうこともありました。ラウンジで過ごした後は自分の部屋に戻りシャワーを浴びて好きなことをして寝るという感じでした。土日は大体、土曜日は遊びに行って日曜日は課題をやるようにしていました。土曜日はプールやカフェ、海などに出かけていました。また、留学中にホリデーがあり、私はクライストチャーチに行きました。そこではスカイダイビングをしたり、ゴンドラに乗ったりして自然を満喫しました。
最後に
たくさんの不安を感じ留学生活がスタートしましたが、多く人に支えられて乗り越えることができ素晴らしい経験を手に入れることができました。ニュージーランドのアクセントも、最初の1ヶ月くらいは慣れるのが大変でしたがだんだん聞き取れるようになってきました。また、ニュージーランドは自然がたくさんということだけでなく素敵な人が多い国だなと思いました。ホストファミリーは常に私のことを考えてくれていたし、街のレストランでも明るく気さくな方が多くて温かい気持ちになりました。他の大都市の留学先と比べると買い物するところが少ないかもしれないと思ってしまいますが、それ以上に自然が豊で温かい人たちに包まれている国で、留学先をニュージーランドにしてよかったと思いました。ここでは一部だったので伝え切れない部分もありますが、後輩の皆さんの留学先を決める助けになれば幸いです。
ダニーデン、トンネルビーチ
クライストチャーチ、スカイダイビング