国際英語学科留学体験報告
国際英語専攻2年 熊谷円花
2022年8月から12月までの4ヶ月間、語学留学としてメルボルンに滞在し、語学力の向上だけでなく、価値観や物事の考え方・捉え方も変わり、自分自身を大きく成長させることができました。自身の中で一番大きく変化したことは、「とりあえずやってみよう」の精神を持てるようになったことです。私は、今回の留学でオーストラリアに行くまで、人生で一度も日本の外に出たことがありませんでした。留学以前は、なんとなく周りの目を気にしてしまい、本当はやりたいと思っていることもなかなか実行できずにいました。けれど、今回初めて日本の外に赴いて、こんなにも違う世界が広がっているのだと、改めて世界の広さを痛感しました。みなさんも、海外の学校では「試験の結果よりも、間違いを恐れずにクラスで発言することに重きを置いている」と聞いたことがあるのではないでしょうか。本当にその通りで、私がオーストラリアで出会った人たちは、失敗を恐れずになんでも挑戦してみることを大切にしていました。私がホストファザーに悩みを話したときも、「Just do it!」と励ましてくれたことが印象深いです。その精神から、現地の学校ではとにかく海外からの留学生に話しかける生活を送り、一緒に色々な場所を訪れました。現地で知り合った人たちとは、今でも連絡を取り合うほど心から仲良くなれました。語学留学ということで日本からの留学生がとても多かったのですが、そこで安心して日本人留学生同士で行動するのではなく、「折角海外に来たのだから」と、日本では経験できないことに積極的にトライすることができて、とても充実した4ヶ月を過ごせました。言語の壁や文化の壁、さまざまな障壁がありましたが、毎日が発見の連続で本当に楽しかったです。
帰国してからは、自ら海外の方が集まる場所に赴いたり海外の方に話しかけたりして、学びを継続しています。留学前の私では、日本で海外の方に話しかけるなんてとてもできなかったと思います。今回の留学は、留学中だけでなく、帰国してからのこれからの私の人生の糧になる素晴らしい経験でした。コロナウイルスの影響が懸念される中、このような機会を設けてくれた両親と東京女子大学には感謝してもしきれません。特に国際英語専攻は、半期の留学がカリキュラムに組み込まれているため、一人ではないという安心感と、学校からの手厚いバックアップで不安なく渡航することができました。また、半年から一年間の留学をしても留年の必要がなく、4年間で皆と一緒に卒業できるのも最大の魅力だと思います。
これから留学に行く皆さん、国際英語専攻に入学する皆さんが、充実した留学生活を送れることを祈っています。