国際英語学科留学体験報告
国際英語学科 3年 安形由妃乃
2022年9月からの約9ヶ月間、イギリス・スコットランドにあるグラスゴー大学で学部留学をしました。私はイギリスでの留学を経て「自分の人生は自分のもの」という意識が形成されたと感じています。
私はCOVID-19の感染が拡大した2020年に東京女子大学に入学しました。楽しみにしていた大学生活でしたが、想像とは異なり自宅からオンライン授業に参加する日々。有意義な学生生活にしようと工夫していた一方で社会情勢や周りの目が気になってやりたいことが思うようにできないことも多く、ジレンマに悩んでいました。そのような中留学の機会をいただき、イギリスでの生活が始まりました。すると、留学前の私は自分の生き方に対して受動的であったことに気づいたのです。渡航して間もない頃、こんなことがありました。滞在許可証を受け取りに郵便局を訪れると行列ができており、私は5時間以上並んだにも関わらず、営業終了時間が迫っていることから目の前でその日の受付が締め切られました。また、友人に会うためイングランド北部を訪ねた際は、事前に予約をしていた電車がストライキにより二度もキャンセルされました。どちらの例も、人々が自分たちの権利を主張して起きたこと。これまでに経験したことのない出来事であったため戸惑いながらも、イギリスの人々は自分の心に素直に生きているということを身をもって感じました。そしてこの経験から、自分の人生は自分で考えてつくっていかなければ、納得できる人生にはならないということを学びました。自分に正直に行動すること、興味がある物事には躊躇することなく取り組むことを意識し、その結果、自分の視野や交友関係が目に見えて広がっていったように思います。現在は世界中の友人に連絡を取り合い、再会する約束をするなど、自分の世界が大きく変化したことを実感しています。挫折も多くありましたが、私にとってグラスゴーでの留学生活は何ものにも代え難い経験で、非常に楽しく幸せな時間でした。今後も「自分の人生は自分のもの」だということを意識していきたいと思います。
最後に、未曾有の感染症の影響が懸念される中、渡航留学の機会を設けてくださった東京女子大学をはじめ、留学を応援してくれた大学の友人や常にサポートをしてくれた家族には心から感謝しています。私はStudy Abroad Foundation (SAF) のプログラムで留学をしましたが、大学との連携も取れており、安心して留学をすることができました。国際英語学科では海外研修が必修であることから制度が整っているため、はじめて留学をされる方には特に心強い環境であるように思います。
Life is what you make it! 皆さんが国際英語学科で素敵な先生や仲間と出会えること、そして留学先でかけがえのない経験を得られることを祈っています。