東京女子大学 現代教養学部 国際英語学科 国際英語専攻

国際英語学科2年生有志による「第2回学生課外活動報告会」が2019年6月28日(金)お昼休みに開催されました。今回は、フィリピンワークキャンプ参加、チアリーディング全米大会優勝、小学生向けのEnglish Cafe開催などをした3組が登壇しました。

大塚真希さんは2019年3月5日から11日に参加した「フィリピンワークキャンプ」について報告。現地では主に、台風など自然災害に強いコミュニティづくりをするNPO「Buklod Tao Center」と、人身売買被害に遭った女性を支援するNPO「Batis Center for Women」の2つを訪問し、一緒に活動をしました。「Buklod Tao Center」では視察だけではなく、現地の方と一緒に防災用の「壁」づくりにも挑戦しました。「Batis Center for Women」では人身売買被害に遭った女性達から直接話を聞きました。良い収入が得られると騙され日本に連れて来られ、偽装結婚させられ、その上暴力被害などを受けたこと。日本人が加害者として人身売買にも加担していたこと。大塚さんは女性達の話に強い衝撃を受けたものの、その女性達が現在、明るく生きる姿から更に多くのことを学んだと話しました。

大塚さんは最後に、「Think and act outside the box(小さな世界で物事を見ず、視野を広げて、考えて行動する)」という言葉を紹介し、自分の日々の生活や学問領域だけでなく、地球上にある様々な課題に目を向ける大切さ、それを実際に自分の目で見て、五感で学ぶことの大切さについて語りました。


(C) ウェスレー財団

続いて、金子楓花さんが2019年2月に開催された、世界的に権威がある学生チアリーディング全米大会「JAMZ Cheer & Dance 2019」に日本代表として出場し、JAZZ部門で優勝した経験を、大会で披露した踊りの動画と共に紹介しました。金子さんは高校生からチアダンスを始めて、この大会で優勝することを目標に「青春のすべてをささげて」(本人談)きました。東京女子大学入学後も、高校時代の仲間と一緒にグループを組んで現在も活動を続けています。今回の大会では、直前での出場種目変更など数々のトラブルに見舞われ、それを乗り越えて、頂点に上り詰めました。金子さんは「夢が叶うという瞬間というものを味わいました。その瞬間は記憶がないくらい感動していましたが、その後、嬉しく夜通し泣き続けました。これは自分一人の力で叶えられたものではなく、チームメンバーとの協力、周囲からのサポート、応援などがあったおかげでもあります。2020年の東京オリンピックなどでも関連行事での出場依頼が来ているので、これからもがんばって競技を続けていきます」と話しました。



最後に北須賀万緒さん、斎藤愛奈さんが2018年12月、クリスマスに合わせて、小学生を対象に開催した「English Café」を報告しました。English Caféは本学教員の鈴木栄先生(英語教育)と非常勤講師の前田隆子先生(小学校英語教育)の指導のもと、東京女子大学で英語教育について学ぶ、北須賀さん、斎藤さんを含む学生有志17人が企画・運営しています。東京女子大学がある西荻窪地区の児童7人が参加しました。英語でクリスマス・ソング歌唱、英語カルタ、英語の紙芝居や人形劇、英語のクリスマスカードづくりなどをしました。北須賀さんと斎藤さんは「開催直前まで参加者の英語レベルや性格、関心がわからない中で準備をするのは難しかったです。やや不安を持ちながら当日を迎えましたが、会場で児童一人ひとりの特徴を理解し、寄り添って各々の学習スタイルにあった教え方をする大切さを学びました」と話しました。



3組とも課外活動を通して、新たな学び、成長をした様子が窺(うかが)える発表会となりました。

報告:国際英語学科教員 安部由紀子