第18回学生通訳コンテスト参加報告 - 互いを高め合う雰囲気
国際英語学科2年 岡山 フェルナンダ アケミ
【岡山さん コメント】
私にとって第18回学生通訳コンテストへの参加は、自身の英語力を伸ばし、活かすということだけではなく、本来の通訳業務と差異はありつつも、「通訳」を経験できる数少ない貴重な経験でした。
今回、11人中6番手として出場させて頂きましたが、レベルの高い他学生のパフォーマンスだけでなく、目の前に置かれたマイクの大きさにも圧倒され、練習でできていたようには上手くいかず、個人的には残念な結果となってしまいました。不完全燃焼ではありますが、毎週のように指導くださった通訳学の先生は、練習開始時よりも英語力が伸びており、通訳の本質を掴んでいると、私個人を評価して下さり、自身の努力が無駄ではなかったのだと思うことができました。
また、今回の大会は、COVID-19以降初の対面実施で、他学生や他大学の先生方と直接交流する機会をいただけたので、様々な意見交換もでき、非常に学びの多い場でした。
今大会を通じて、通訳には「知識」の豊かさが重要だと痛感しました。英語の文法力や語彙力が根幹にあるのは無論のこと、キーワード同士を関連付ける事件情報を前提知識として把握しているだけで、通訳のしやすさや論理的文章の構築に、大きな差が生まれることを実感しました。単なる受講とは異なり、その結果が通訳の全体的な質に影響するのだと、身をもって実体験できました。
国際英語専攻では、ネイティブの先生が英語で講義するだけではなく、学生同士がディスカッションする機会も多くあり、学生が互いを高め合う雰囲気もあります。講義で扱う題材もジェンダー学やフェミニズム、英語学等、様々なものです。
また、学校制度としてリベラルアーツ教育を実施している為、他専攻の講義も履修でき、その制度も活用して、他分野へ知見を広げることも可能です。この環境で得られる経験を、最大限学業や将来に活かせるよう、今後も精進していけたらと思います。
【昨年出場した蒲田鞠さんからのコメント】
岡山さん、この度は通訳コンテストへのご参加、誠におめでとうございます。そしてお疲れ様でした。昨年まではオンラインでの開催でしたが、今年は対面形式ということで、昨年までとは違った緊張があったかと思います。
日々の努力と鍛錬がこの挑戦に繋がったことと思います。その情熱と勤勉さに心から敬意を表します。
通訳という職務は、言語の壁を越え、異なる文化や考え方を繋ぐ重要な役割を果たします。
私も昨年参加させていただき、通訳がこのAIの発達した時代においてもいかに重要かを理解しました。
また、このような緊張感のある本格的な大会に参加できたことは、私の大学生生活の中でとても貴重な体験となりました。
大会以降、通訳者としてのキャリアも考えるようになり、自分の人生の大きな転換点となりました。
このような貴重な機会を与えてくださるのが国際英語専攻の良さであり、この環境が学生に大きな成長をもたらしているのだと思います。